
海外旅行記 Part.5です
今回はエアバス近くにある「アエロスコピア博物館」の見学です!
ぜひご覧ください!
今回の旅のコンセプトは?
今回の旅のコンセプトは、下の三つの目的を達成すること+ヨーロッパを周遊するという2つの柱で成り立っています
・エアバス本社 (フランス トゥールーズ)
・パリの美術館 (フランス)
・ロンドンでティータイムをしたい (イギリス)

今回の旅行プランは【旅行】初の海外旅行で、ヨーロッパ7ヶ国を巡る旅!?17日間の旅行記 Part.0 旅行プラン編 プラン決まったのが7日前笑で解説しているので、まだ見ていない方はそちらをご覧ください!
アエロスコピア博物館見学!
エアバスの見学が終わったあとは、隣にあるアエロスコピア博物館に行きました
アエロスコピア博物館は、屋内と屋外に分かれています
屋内はこんな感じになっています

あいち航空ミュージアムのように、建物内部に飛行機がパズルのように設置されておりそれぞれの機内を見学できるような形になっています
この中でメインな機体を紹介します


この機体はエアバスの各生産拠点からトゥールーズの最終組み立て工場に部品を持ってくるときに利用されていた機体です
エアバスではドイツやフランス、スペインなどの欧州にそれぞれの部品生産拠点を持っており、完成された部品を最終組み立て工場であるトゥールーズに輸送して組み上げるという形をとっていました
その輸送に使われていたのがこの機体です
4発のプロペラ機で、他の飛行機とは異なり上部が荷物を運搬できるように大きくなっているのが特徴です

中に入るとかなりの大きさでビックリしました!


次に紹介するのは「コンコルド」です
この機体はエアバスで製造されたものではないのですが、フランスとイギリスの共同開発ということで、フランスにとって馴染み深い機体となっています
1970年代に超音速旅客機の計画が立ち上がり、1975年に初就航を果たしました
マッハ2を超す超音速旅客機で、エールフランス航空やブリティッシュエアウェイで導入され、パリーニューヨーク線やロンドンーニューヨーク線などの大西洋路線に就航していました
しかし、ソニックブームの騒音問題や燃費の悪さ、太平洋を直行できないという問題があり、他の航空会社は発注を取りやめ、16機で生産が打ち切られました
その後エールフランス機の墜落事故をきっかけに、2003年に営業運航が終了しました
超音速旅客機は1度世界から消えましたが、最近になってBoom社による超音速旅客機の開発が行われるなど、超音速旅客機の開発が復活してきています
そんな超音速旅客機の元祖と呼ばれる機体が保管されており中も見学できます

コンコルドの機内の様子
機内は2席配列となっており、総座席数も100席となっており採算を取るために、搭乗券の値段は非常に高価だったと言われています

コンコルドのエンジン
コンコルドのエンジンですが、他の機体と大きく異なっておりまるで戦闘機のようなエンジンが用いられています
戦闘機のエンジンのようにアフターバーナーを焚くことができたようです

この機体はエアバスが初めて製作した旅客機です
A300の製造からエアバスの歴史がスタートしました
しかしA300を製造した当時は、アメリカの「ボーイング」や「ダグラス」といった名門の製造会社がシェアを独占していた時代
名前も知らない・実績もないエアバスの飛行機は、販売するのに非常に苦戦したそうです
値引きをしながら何とか販売していき、日本では初めて東亜国内航空が導入しました
その時代は欧州との貿易摩擦が深刻化しており、その解消の切り口としてもA300の導入が一役買ったそうです
そこからエアバスは大躍進を果たし、ボーイングと肩を並べるくらいの航空機製造会社となったのです
A300は内部にも入れるようになっており、コックピットを見ることもできます


ここからは屋外にある飛行機を紹介していきます!

次に紹介するのは「A320」です
こちらは世界で初めてデジタル式フライ・バイ・ワイヤシステムを導入した飛行機です
「フライ・バイ・ワイヤ」とは、飛行機の動翼(主翼・尾翼)を電気信号で動かすシステムのことです
従来の飛行機では操縦桿を動かすと、金属のワイヤーが引っ張られ、それに応じて動翼が動くというシステムでした
そのシステムだとパイロットの腕に大きく依存してしまったり、ワイヤーが非常に長く重量増加の原因になったりしていました
その点が「フライ・バイ・ワイヤ」だと、コンピューターが操縦をサポートすることができたり、電線によって重量軽減をしたりすることが可能になりました
A320がエアバスを世界的なメーカーに押し上げることに貢献し、世界でベストセラー機となっており、LCCからフルサービスキャリアまで幅広い航空会社で導入されています

日本ではジェットスタージャパン・ANA・Peach・スターフライヤーで導入されており、乗ったことがある人も多いのではないでしょうか?
また、派生機が多くあることも特徴です
派生機としては、新しいエンジンに換装した「A320 neo」(neoは「new engine option」の略)、少し機体を伸ばした「A321」、逆に機体を短くした「A319」などがあります
A320については外側から見るのみでした

この機体はエアバスで初めて開発されたエンジン4発機で、長距離運航をコンセプトに開発されました
その中でも写真のA340-600型機は登場当時に世界最長の航空機でした
A340と同時に開発された、A330というエンジンが2発の機体があったのですが、その機体とエンジンや胴体などが共通化されていることが特徴です

プロペラ機?と思うかもしれませんが、厳密にはプロペラ機ではありません
ターボプロップ機という、ガスタービンエンジンを回して、そのエネルギーを使ってプロペラを動かす形式です そのため、プロペラ機とは少し違います
この機体はATRというイタリアのメーカーとエアバスの共同事業会社によって生産されています
この機体は日本の地域密着航空会社で運航されており、具体的には北海道エアシステム(北海道丘珠空港を中心に運航するJAL グループ会社)、トキエア(新潟空港を中心に運航する航空会社)、日本エアコミューター(九州地方を中心に運航するJALグループ会社)で運航されています

北海道エアシステムのATRに乗って奥尻島に向かった記事はこちら!
通常の飛行機より低い高度を飛ぶため景色がよく見えたり、翼が高いところについているので外の景色が見えやすかったりします

旅客機の大型機市場はボーイング747が独占していました
そこに参入するために製造されたのがこのA380です
特徴的なのは総2階建てということです
B747でも2階部分は先頭部分のみであり、このデザインは注目を集めました
2007年から商業運航が始まり、世界中の航空会社で運航されていますが、やはり需要の大きい路線にしか用いることができず、各航空会社の保有機数はそこまで多くはないです
例えばANAでもホノルル路線専用として3機を保有しています
しかし、その常識を打ち破ってしまうのが「エミレーツ航空」です
エミレーツ航空はこの機体を2025年4月現在で116機保有しており、世界最大のA380運航会社となっています
元々中東は交易の中心にあったので、世界各地に行きやすいというメリットもあり、ハブ・アンド・スポーク形式を用いて世界各地からの移動需要を集めています

展示されているA380に話を戻しましょう!
この機体は屋外展示で唯一内部を見学することができます
テストフライトで用いられる機械や製造当時の座席を見ることができます



座席が1部取り払われていることにより、空間が広く感じました
エアラインでA380に一度乗ってみたくなりました!
アエロスコピア博物館の感想
アエロスコピア博物館は、エアバスの隣にあるということもあって、エアバスやフランスの航空史に大きく関係のある機体が展示されています
A300B2やコンコルドは現在では飛行しておらず、入れるところも多くはありませんので貴重です
説明は英語ですが、航空機の歴史やエアバスの歴史についても触れられているので、飛行機好きならぜひ訪れてみてください!
たじたじのフランス語で何とかフランス料理を堪能!
今までのフランス滞在では、基本的にコンビニのような商店でサンドイッチなどの軽食を買ったり、ホテルの朝食で済ませたりとフランス料理を食べていませんでした

フランスに来たからにはフランス料理を食べたい
ということで、意を決してフランス料理を食べることにしました
場所はアエロスコピアに併設されているフランス料理のレストランです
フランス語の簡単な会話のカンペを作っていざ中へ

(たじたじのフランス語で)これと〜これください
と頼んだ結果、こんな美味しそうな料理が出てきました

白ワインを飲みながら料理の味も美味しくて、意を決して店に入ってよかったと思いました

フランス語の苦労話をこちらの記事でも紹介しています!
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
アエロスコピア博物館は航空機ファンならぜひ1度は訪れてみるべきだと思います!
エアバス見学とぜひセットで行ってみてください!

ヨーロッパ旅行記の前回の記事はこちら!

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