【航空無線通信士】フォネティックコードって何? みんなも使ったことがあるはず

アゲブロさん
アゲブロさん

航空無線通信士を受験しようと考えているのですが、「電気通信術」に含まれるフォネティックコードって何ですか?

アゲブロくん
アゲブロくん

フォネティックコードは非常に便利なものです 皆さんも使ったことはあるのでしょうか?
電気通信術はフォネティックコードをマスターすれば簡単に合格できますよ


今回は、航空無線通信士の試験の「電気通信術」で聞かれるフォネティックコードについて解説します
最後に勉強した後の楽しみ方もお伝えします!

そもそもフォネティックコードって何?

皆さんもフォンティックコードを使ったことがあるはずです

こんな会話をしたことありませんか?

Aくん
Aくん

このパソコンのパスワード何?

Bくん
Bくん

BIDO3968だよ

Aくん
Aくん

う〜ん、初めの文字は「ビー(B)」?「デー(D)」?

Bくん
Bくん

「ブラボー」のBだよ


この会話の中にフォネティックコードがすでに含まれています 
それは

Bくん
Bくん

「ブラボー」のBだよ


の部分です

こんな感じで皆さんも身近に使ったことがあるはずです

それを踏まえてフォネティックコードについて見ていきましょう

フォネティックコードとは何でしょうか?
それはズバリ、

無線や電話などでアルファベットを間違いなく伝えるために生み出されたもの

です!

航空業界ではパイロットと管制官との交信に航空無線を使用しており、世界では標準的に英語を使用しています
その無線では時々雑音が発生し、聞き間違いが発生してしまう恐れがあります

例えば、「B」を「ビー」と発音してしまうと、受け取り側は雑音のせいで「デー」と聞こえてしまい、「D」と勘違いしてしまう可能性があります。

これがもし、航空機を運航している時に起きてしまうと重大な事故につながります
それを防止するために、フォネティックコードを用いて管制官からの指示を伝えるようにしています

アゲブロくん
アゲブロくん

さっきのパスワードの会話が、まさにフォネティックコードの使い道だったんです!


次に、そのフォネティックコードを一覧で紹介します!

フォネティックコード一覧

フォネティックコード一覧

A・・・アルファ B・・・ブラボー C・・・チャーリー D・・・デルタ 

E・・・エコー F・・・フォックスロット G・・・ゴルフ H・・・ホテル 

I・・・インディア J・・・ジュリエット K・・・キロ L・・・リマ 

M・・・マイク N・・・ノーベンバー O・・・オスカー P・・・パパー 

Q・・・ケベック R・・・ロミオ S・・・シエラ T・・・タンゴ

U・・・ユニフォーム V・・・ヴィクター W・・・ウィスキー 

X・・・エックスレイ Y・・・ヤンキー Z・・・ズールー

先ほど言ったように、間違えやすい「B」と「D」については、「ブラボー」と「デルタ」となっており、これを使用することで聞き間違いが起きないようにしています

「N」だと11月を表す「November」になっています

結構親しみやすい単語が使われているなと思いませんか

間違えやすいフォネティックコードは?

この一覧の中で、私が間違えやすいなと思ったコードについてお伝えします

それは「L」と「R」です

「リマ」と「ロミオ」が日本人の中だとラ行になっているので、はっきり区別がつかずに逆に覚えてしまうことがあります

そのときには頭の中で「L I」と「RO」を思い浮かべましょう

そうすることで間違えにくくなります

航空無線通信士の電気通信術の勉強法は?

このフォネティックコードが航空無線通信士の「電気通信術」で必要になります

実際の出題のされ方や、勉強法は以下の記事で紹介していますので、参考にしてください!

実際にフォネティックコードを使っているところを聞ける場所はある?

アゲブロさん
アゲブロさん

フォネティックコードについては分かりました
航空業界でよく使っているとのことでしたが、実際に使っているところを聞いてみたいです

アゲブロくん
アゲブロくん

いいですね! その考え方は非常に良いですよ

フォネティックコードを使用しているところ聞く方法を紹介します


フォネティックコードを使っている場所としては「空港の無線」があげられます

聞く方法はズバリ二つあります

  • 空港無線をまとめているYouTubeがあるので、それを見てみる(初心者向け)
  • 空港無線を直接聞く(玄人向け)

空港無線をまとめているYouTubeがあるので、それを見てみる(初心者向け)

これが1番楽な方法で、初心者に馴染みやすい方法だと思います
羽田空港での実際の航空無線を字幕+地図付きで表示してくれているYouTubeチャンネルがあります

それが、ぶちゃんねる / BuChannel という方です
この方は、羽田空港の地図や無線を文字起こししてくれるので非常にわかりやすいです

この動画を良ければ見てください!フォネティックコードを使う場面がバンバン出てきます!

実際に使っている場面を見ると、勉強してよかったなと思ったり、より航空業界に興味を持ったり、航空無線通信士の勉強のモチベーションになったりしますよね!

空港無線を直接聞く(玄人向け)

2つ目は、空港無線を直接聞く方法です。ガチな人は無線機を持って聴いている方もいますが、今回紹介するのはWebで聞く方法です。必要なものは、スマホとイヤホンがあれば大丈夫です。

ただ、これは先ほどのYouTubeとは違って、地図などもなく音声だけが流れてくるので、初心者が聞くと「何を言ってるんだ!?」という感じになります。ざっくり雰囲気を感じたいなという方はぜひリアルの無線を聴いてみてください。

方法は、「Live ATC.net」というWebサイトを使います。
これは、世界中の空港の無線が聞ける優れものです。
リンクはこちら→https://www.liveatc.net/search/?icao=rjtt

このリンクを開いて、左上の「Airport /ARTC Code」に近くの空港コードを入れます。
例として、
羽田空港→「RJTT」
成田空港→「RJAA」

注意して欲しいのは、3レターコードではなく4レターコードを入れてください。
羽田空港だと、「HND」 成田空港だと、「NRT」がありますが、これは入れないでください!

アゲブロくん
アゲブロくん

空港コードについては以下の記事で紹介しているのでそちらもぜひ!


そしたら、上の画像にある緑の「LISTEN」を押すと無線を聴くことができます!
リアルな無線を聴いてみてください!

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?まとめです!

  • フォネティックコードは無線などで聞き間違いを防止するために生み出されたもの
  • フォネティックコードは親しみやすい単語で構成されている
  • フォネティックコードは空港で使用されていてYouTubeなどで使っているところを見ることができる

航空無線通信士の勉強については、以下の記事で紹介していますので、それも参考にしてください!

アゲブロくん
アゲブロくん

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