
航空券を予約しようと思ったんですが、空港名の隣にアルファベット3文字で表記されているものがあります
これって何ですか?

これは空港コードですね アルファベット3文字で空港を区別できるようにしているもので、旅行代理店の方や航空関係者の方がよく使います
今回は空港コードの紹介と各地の空港コードを紹介していきますね
空港コードは空港を区別するためにつけられるという話がありましたが、空港コードにはそもそも2種類あります
それはアルファベット3文字からなる「3レターコード」とアルファベット4文字からなる「4レターコード」です
それぞれ名付けている機関が違います
3レターコードは、国際航空運送協会(IATA)によって定められているもの
4レターコードは国際民間航空機関(ICAO)の割り当て規則に従って国が定めているもの
となっており、一つの空港に二つのコードが割り振られています
羽田空港を例にとってみると、
3レターコード・・・HND
4レターコード・・・RJTT
と表記されます
4レターコードについて、日本では「RJ+(アルファベット2文字) または RO+(アルファベット2文字)」という規則になっています
ROのパターン→沖縄県と鹿児島県与論空港
RJのパターン→それ以外の空港
ROのパターンだと、沖縄の那覇空港は「ROAH」、石垣空港は「ROIG」となっています
RJのパターンだと、新千歳空港は「RJCH」、福岡空港は「RJFF」となっています

なぜ日本の空港は「RJ」「RO」から4レターコードが始まるの?
それは最初の2文字については世界で決められた規則に基づいているからです
1文字目→地域ごとにエリアが分けられている
2文字目→その地域の中で国ごとに決めている
1文字目については、世界で地域ごとにアルファベットが割り振られており、日本や韓国・フィリピンなどは「R」、アメリカは「K」、ヨーロッパは「E」というように世界でエリア分けされています
2文字目については、その地域の中で国ごとに分かれており、同じ「R」の地域の中で韓国は「RK」、台湾は「RC」、フィリピンは「RP」というように分けられています
3レターコードについて、地域ごと国ごとという分け方はありません
全世界で3レターコードが被らないように設定されています
他の空港と被らなければ、多くの場合は空港名の頭文字をとって、3レターコードにしています
身近な例でいうと羽田空港は、「HANEDA」からそれぞれの英字をとって、3レターコードを「HND」としていますね。
今回はその3レターコードに注目していき、日本各地の空港コードを見ていきたいと思います

日本各地の空港コードを調べてみると非常に面白いですよ
まず、先ほど紹介したような空港の文字をとった3レターコードを紹介します!
北海道の玄関口である新千歳空港は、「CTS」となっています。
これは、「CHITOSE」からとっており、羽田空港と同じパターンになってますね
次に、都心部から非常に近くアクセスが便利な福岡空港はどうでしょうか?
正解は、「FUK」です!
これは、「FUKUOKA」の始まり3文字をとっています。
こんな感じで、地名をとって名付けている空港が非常に多いです!
その他にも有名ところだと、
伊丹空港→ITM
丘珠空港→OKD
次に、空港の名前をつけたかったけど、先に越されてしまって他の名前をつけたパターンを紹介します!
空港コードは世界共通なので、他の空港とかぶってしまう訳にはいかないんですね。
その例が、関西国際空港です!
関西国際空港は、「KANSAI INTERNATIONAL AIRPORT」なので、「KIA」とつけたかったのですが、
パプアニューギニアのカイアピット空港がすでに使っていたため、「KIX」と名付けました。
こんな感じで、いい名前があるのにつけられなかったのかな〜というパターンも結構ありそうです。
いかがだったでしょうか?
こんな感じで日本の空港に目を向けてみると、結構面白かったりするんです!
また、世界の空港に目を向けてみると面白いですよ!
パリのシャルル・ド・ゴール空港は、「CDG」のように同じネーミングパターンの空港もかなりあります
他にも空港を調べてみたいなと思ったら、Flightradar24というアプリがオススメです!

空港の展望デッキに行く時にあったら便利になるアプリ「Flightradar24」を紹介しています!

航空管制官やパイロットがよく使うフォネティックコードについても解説しています!

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